AR BOX
エ-ア-ルボックス
ARとは「拡張現実」と訳され、現実の風景の中にディジタル情報を重ね合わせて表現する技術です。
AR BOXは、AR技術を活用した『プラント保守支援ソリューション』です。
ベテラン技術者でなくても、タブレットをかざすだけで、プラントの状態を把握することが出来ます。
各所の計測値や機器のON/OFFや故障情報が表示されるとともに、
それらの機器とリンクされた画像・動画・ドキュメント類に直感的にアクセス出来るようになります。
さしずめ、ベテラン技術者のサポートを受けているようなものです。
AR BOXの機能を使えば、プラントの保守分野以外にも様々なシーンで今までにないユニークな展開が考えられます。
想定されるシーン(応用事例)
- 巡回点検の支援(誤認識の防止)
- 異常個所の認識と対処方法(監視装置と連動)
- 誤操作の防止(動画による支援)
- 現場作業支援(図面、マニュアル類の参照)
- 新人社員研修(操作支援)
- 浄水場への小学生社会科見学や工場見学
システムの構成
ARBOXで出来ること
装置の状態やポイントが見えます
・ このメータの名称は?
・ その場所の流量は?
・ ポンプは運転/停止中?
装置やメータの名称の判別や
機器の動作状態が表示されます。
ベテランでなくても、プラントが見えてきます。
- 応用事例
- 巡回点検
装置のアラームが見えます
異常を検知すると対象機器またはPOIが点灯し、異常箇所をピンポイントで指示します。
・ ポンプはなぜ止まっている?
・ どのアラームが動作している?
がタブレット端末をかざすだけで、
確認することが出来ます。
- 応用事例
- 異常個所の対処・保守の支援
さまざまな情報にリンク
POIをタッチすることで、その機器に対応した情報に到達することが出来ます。
リンクの例
・ 機器のドキュメント( pdf, CAD, Excel )
・ さまざまな画像、写真、動画など
・ メーカーのWebサイト 等
- 応用事例
- 技能伝承
保守の支援
事例紹介
巡回点検の事例
設備監視がIT化されても、現場の巡回点検は必要です。音や振動、電子化されていないアナログメータなども情報源です。
1.現場に多数点在するアナログメータが、何を示すものなのかARBOXが教えてくれます。
2.そのアナログメータが、普通はどれくらいの値であるべきなのかARBOXが教えてくれます。
3.巡回点検日報にリンクしていますので、そのまま読んだ値を入力すれば「点検入力」完了します。
小学生社会科見学の事例
小学生の社会科見学で自分たちの町の浄水場を見学する学校が多いようです。
浄水場のおじさん達も、学校の先生も、小学生に少しでも興味をもってもらおうと、いろいろ工夫を凝らしています。
ARBOXが、そんなお手伝いをします。
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1.取水井にタブレットをかざすと、井戸の中の見えないポンプも見えてきます。
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2.ろ過池にタブレットをかざすと、砂利や砂で出来たろ過池の構造が見えてきます。
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3.配水池にタブレットをかざすと、配水池にはどんな役割があるのか、わかりやすく説明してくれます。